bassdraです。
バス釣りをそこそこやって来られたり、情報収集されている方ならご存知の方も多いと思いますが、青木大介プロの名著「適材適所のルアーセレクト」のレビューをしてみたいと思います。
僕なりに書評(レビュー)していきますので、バス釣りがうまくなりたい方はぜひお手に取って読まれることをお勧めします!
適材適所のルアーセレクトを行い、シンプルにバス釣りがうまくなる本
青木大介とは?|著者
日本のバス釣り業界ではとても有名なバスプロの方です。
青木氏いわく、もっと簡単にバスを釣る方法があるとの事。
それは「適材適所」を考えて「正しいルアーセレクトをするだけで良い」という事を伝えたくて、本書を執筆されたそうです。初心者が悩みやすい点を明確に提示し、内容がギッシリ詰まった名著だと僕は考えます。
どういう本なのか?|テーマ
適材適所を意識したルアーセレクト、ルアーセレクトに対する考え方について書いています。例えば、青木氏は本書の冒頭にて下記の強烈なメッセージを強調しています。
「テキサスリグはリアクションの一種」
「ライトリグは強く動かせ」
「水深3m以内を釣れ!」
「巻モノでサーチするな」
「パターンは結果論だ」
上記のように適材適所で考えると、「ルアーを適した場所で使う」という点を特に強調されています。バス釣り初心者の方にとっては、ルアーセレクトの判断軸が「このルアーで釣りたいなぁ」という方が多いのではないでしょうか。(僕も始めたばかりはそういう考えでした)
ただしバス釣りをする本来の目的としては、「バスを釣る」という事なので、「この場所ではどんなルアーが引っかかりづらいか?」というシンプルな考えをしながら釣りをするだけでも、結果が変わる意味を青木氏は伝えたいのだと思います。
面白かった点
引っかかる場所には、引っかからないルアーを。|面白かった点 その1
僕が始めに読み進めて特に面白いと思った箇所は「引っかかる場所には、引っかからないルアーを。」という点が一つあります。
当たり前のことを書いてはいらっしゃるのですが、実際に釣り場でやってみると「何となくのルアーセレクト」をしている事が非常に多かったのです。まずは、引っかかりやすいモノと引っかかりにくいモノの2種類に分けて、釣り場によって使い分けるという観点は確かに大切です。
ただし状況によってコロコロルアー変更をするのは、非常に「面倒」でもあります。この面倒と思う点をいかに実直に繰り返し実践していくか?という考えは、釣果を上げる為にも非常に大切な考えだと思います。
巻モノでサーチをやめる。|面白かった点 その2
僕はよく最初にスピナーベイトでサーチするぞ!という典型的なスピナベ好きな釣り人です。
ただし青木氏は、「巻モノだけではバスの近くにルアーが届いていないことが多い」との事。結局サーチで得られる情報としては、巻モノで釣れた/釣れなかったという事だけで、仮に釣れなかった場合にはイチから情報の組み立てなおしが必要となります。手ごたえが分からず、バスがどこにいるのかすら掴めずに終了という事も避けられます。
僕は何度もバスがどこにいるのか分からず、手ごたえすらつかめずに終了パターンが数多くありました。この「巻モノでサーチをやめる。」という点を実践するだけでも釣果に大きく響くのではないかと考えます。
「ブッシュ=テキサスリグ」で打ち、「杭=ノーシンカーやジグヘッドワッキー等」の適材適所でルアーセレクトを続けることが大切だと力説されていました。
本を読み終えて自分が考えたことや実践したこと
引っかかりやすい場所で引っかからないルアーを選んだ
さっき「クランク」で釣れたから、ここも「クランクやろ!!」と思い、ストラクチャーが多い場所では巻けません。根がかり必至だからです。
またバスがどこにいるのか?をものすごく考えながら行う事が多くなりました。バスがしっかりと見つけてくれるようにルアーセレクトをする事も考えるようになりました。
一か所で粘りすぎないことも非常に大切です。バスは回遊性が高い事もあり、場合により今日はこの場所は「捨てる(他の場所へ行く)」覚悟も必要なのかなと思いました。
青木氏のアドバイスを正直に実践していくのであれば、多少面倒でもこの場所ではこのルアーという事を考えながら行い、春先頃にようやくバスと初対面する事が出来ましたので本当に感謝しています。
まとめ
バス釣り初心者向けにとってはすごく勉強になる本です。
youtubeなどの動画でも学ぶべき点は非常に多いのですが、論理的に説明してくれている本から学ぶのもうまくなるためには必要だと考えます。
明確にわかりやすく、ルアーのジャンル別にアプローチの仕方や青木氏の考え方も記されているので、初心者にとってもすごく分かりやすいです。何度も読み返したい必読書の一冊です。
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